- 2020/06/04
- 2020/06/04
- 企業ブランデイング
脱なんとなくブランディング! ブランド評価をする 5つのチェック項目
ブランディング活動には「差別化」「認知」「継続」の3つのステップが存在します。
そのステップ中の「認知」で多くの企業や個人事業主がつまづいていることを見かけますが、その多くの原因は認知活動におけるブランドの現場を客観視できていないことが原因です。
「認知」活動は、お客さんにどんなアクションをして欲しいのか、目的を明確にした上で行うべきです。
あなたがブランディングの認知活動で相手に望むアクションは次の3項目です。
1。ブランドの存在に対する「気づき」
2。ブランドに対して興味を深める「理解」
3。ブランドに対する「反響」
理解を得ていない状態で購入につながるための、お客さんからの反響を得ることはできません。
あなたのブランドの認知活動は、今どのポジションにいるでしょうか?
今回は、この認知活動を効果的に行うためブランド評価の5つのチェック項目のお話をします。
①アイコン=ブランドになっているか
アイコンとはそのブランドを印象付ける顔になるモノです。多くのブランドが、本人の写真であったり、もしくはブランドや企業のロゴやマスコットキャラクターをアイコンとして位置付けているでしょう。
そのアイコンを見たときにお客さんはどんな反応をするでしょうか?慣れ親しんだものだと目を止めてくれているか、もしくはそのまま素通りしてしまうのか?
アイコンを使うということは、その発信はブランドからの発信をするということです。その際にブレのない発信をすることによって、読み取る相手の頭の中で、アイコンとブランドイメージ強力に結びつけることができます。
②リーチ数
現時点でのリーチ範囲を数値的に計測しましょう。
ブランディング活動において、ニュースリリースやメッセージを発信をしたまま終わっていることはありませんか?
発信するためのリスト→実際のリーチ数→既読率→反響率→購入率
リストの数字がそのままリーチする範囲ではありません。
既にメールアドレスが使用していないかもしれませんし、SNSのアカウントがアクティブでないかもしれません。
実際にあなたがブランド情報を届けられる範囲を数値で把握しておきましょう。
③リーチに対しての反響
ここで注意したいのが、フォロワー数=正確なファンの数値ではないということです。
計測するのはあなたのモスリーチ範囲の人々が、ブランドに対して反響を返してくれるか否かです。
SNSの運用であればインサイトのチェック、ウェブサイトの運用であればアナライズ、オファーであれば返信率から、どのような発信に対して好奇心を掻き立てられているのかを、数値で把握しましょう。
④収益
ブランディングの目的は、お客さんと価値を共有することです。なんとなくおしゃれにしたり、カッコよくしたりすることが目的ではありません。
あなたのブランドを構成する知識や経験、技術に対してお客さんが同じように価値を感じ、対価を払ってその価値を実感してもらうことで生まれる関係を拡大していくことです。
そのためあなたのブランディング活動がきちんと価値を理解された結果、実際にお客さんがあなたの商品を購入してくれているか、または間接的に購入者を惹きつけているか、購入というアクションにつながっているかを数値的に把握することが重要です。
⑤ブランド価値の共有度
ブランドの価値をお客さんとの間でどれほどブレずに共有できているでしょうか?
もしくはあなた自身がブランドで達成したい理想の状態と、現状に差異発生していないでしょうか?
この項目のチェック方法はこちらの記事から
今のまま突き進んで大丈夫?ブランドの価値を高める定期的な評価とは
脱!なんとなくブランディング
ビジネスは価値の交換で成り立ちます。
ブランディングとは、あなたの持つ知識や技術や経験から成り立つブランドの価値をいかにお客さんと共有していくのかを高めることが目的です。
ブランドの認知力をなんとなくではなく数値で確認することによって、お客さんとのブランドの価値の共有し、結果的にビジネスを拡大していくことができるのです。