C-OILING合同会社
  • 2019/06/10
  • 2023/06/07
  • 企業ブランデイング
  • 商品ブランディング

ブランディングのポイント 【生産現場の5S】

商品を実際に企画から具現化する、生産現場。

職人が自ら企画し、生産する仕組みの
企業ならばトラブルが起きにくい項目ですが、

多くの企業は、
企画から生産現場の業務担当の
関係が遠くなりがちです。

さらに、事務所と工場という場所の問題や、

右脳的にコンセプトを生み出す企画部門と
左脳的に実際に商品を具現化する生産部門は

注力するポイントが異なります。

目的意識のある 5S

生産現場において大切にしたい「5S」ですが、
改めて内容を確認しましょう。

【 5S 】
整理、整頓、清掃、清潔、躾

整理・要るものと要らないものを分け、要らないものを捨てる
整頓・使いやすいようにきちんと置き、表示する
清掃・掃除をして、ゴミ・汚れのないきれいな状態にする
清潔・整理・整頓・整頓の3Sを徹底し、維持する
躾 ・決められたことやルールをいつも正しく守る習慣をつける

5Sなんて知っているし、
生産現場に行って聞かせている、
と思われるかもしれませんが、

これら5Sは、ただ掲げるだけでは、
生産現場のメンバーにとって
「やらされている感」になってしまう項目です。

自発的な5S

例えば、企業が整理を生産現場に浸透させたい理由は
このようなことが挙げらると思います。
・異物の混入を防ぐ
・探し物の時間を減らす
・清掃の手間を省く
・商品のクオリティを上げる

これらの効果に関しては、
生産現場のメンバーも頭ではわかっているかもしれませんが、

作業机を整理したから時給が上がる、
という自分に直結したメリットでもない限り
率先して実行に移す者は少ないでしょう。

これは
自分の目の前の業務が、「相手ごと」か「自分ごと」までしか
想像ができないことが原因です。

「相手ごと」:自分にとって関係のないこと
「自分ごと」:時間を効率化すること、自分のための時間を確保できること

社員の想像力がわかない、と言うことは
「なんのためにやっているのかわからない」と言う
モチベーションの低下につながり、

自発的な改善をする生き生きした社員が
育まれないサイクルが生まれてしまいます。

それを防ぐために、
「自分たちごと」にすること
きっかけを作ることが必要です。

「自分たちごと」:
現場を効率化することで、より品質の高いものが生産でき、
喜ばれて自分も嬉しいと感じられること

クリエイティブな5Sのための きっかけづくり。

特に生産現場は、目の前のことをこなすことに従事することを求められがちで、
5Sをする「意味」を想像する機会が少ない
部門になりがちです。

そのために、想像力を鍛えることで
クリエイティブに考えられる社員の環境を作ることが
求められています。

現場メンバーの教育として、
2つのステップが必要です。

1つ目は、 理由を提示すること。

5Sを守れ!と頭ごなしに言うのではなく、
「何のために、誰のために、このレベルが必要だ」と提示すること。

2つ目は、 結果を共有すること。

自社商品レビューを集めたら、
上層部だけではなく、生産現場まで
同じように共有すること。

この2つのステップを踏むことで
面倒に感じる5Sもクリエイティブな

なんの目的に必要で、
お客様の笑顔のために何ができるか考える
クリエイティブな習慣がつくことで、

そのために、想像力を鍛えることで
クリエイティブに考えられる社員の環境を作ることが
求められています。

現場メンバーの教育として、
2つのステップが必要です。

1つ目は、 理由を提示すること。

5Sを守れ!と頭ごなしに言うのではなく、
「何のために、誰のために、このレベルが必要だ」と提示すること。

2つ目は、 結果を共有すること。

自社商品レビューを集めたら、
上層部だけではなく、生産現場まで
同じように共有すること。

何の目的に必要で、
お客様の笑顔のために何ができるか考える、

クリエイティブに考える、
この2つのステップを習慣づけることで

相手ごとではなく、自分ごと、
さらに、「自分たちごと」として考えられる社員を育み、

生産現場のメンバーが
自らクリエイティブに5Sを改善していける
企業文化を作りましょう。