- 2019/06/11
- 2023/06/07
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ブランディングのポイント 【ブツ撮り編】
商品をポスターやHP製作のためには
商品の全体カットや、イメージカットといった写真、
通称、ブツ撮り(物撮り)写真が必要になります。
ただカメラマンに任せて撮りっぱなしにするのではなく、
ブランドの世界観を伝えるために
臨場感あふれる写真が欲しいものです。
そこで今回は、撮影のディレクションをするために
まずは押さえておきたい
ライティングと、スタイリングについて
ご紹介します。
ライティング:カメラで記録するのは「光」
写真は被写体を写し、記録していると思われがちですが、
実際に写しているのは、
物体に反射した光を記録しているのです。
見える、というのは
私たちは、物体にあたった光が反射したものを目が感知することで
物体を見ることができます。
なので、物体に光が当たらなければ何も見えないのです。
難しい話になりましたが、
スニーカーをを上手に撮りたいなら、
スニーカーがよく見えるよう、上手に光を当てればよいのです。
このような商品への光の当て方を
写真の世界では「ライティング」といいます。
ライティングにも大きく3種類あり、全く印象が変わります。
直射光
直射光は、そのまま、直接商品に光を当てた状態です。
商品に直接、力強い光が当たるため、影が濃くでます。
透過光
透過光は、例えば、電球型蛍光灯の前に、
トレーシングペーパーや布などを置き、光を拡散させた状態です。
そのため商品の形状など、はっきり見せる説明的な写真に向いています。
反射光
反射光は、白い壁や白い天井などに光を反射させて、商品に当てた状態です。
ふんわりとしたやさしい雰囲気のイメージ写真に向いています。
このようにライティングを使い分けて、
ブランドの世界観を伝える、
ブツ撮りを心がけましょう。
スタイリング:世界観を演出!
ブツ撮りにおいてライティングが
いかに重要かがお伝えしましたが、
イメージ通りの撮影環境を作るにはそれだけではまだ足りません。
ただ白い背景に
商品をポンと置いて撮影するのではなく、
背景を変えたり、商品の置き方を変えたり、
小物を使って雰囲気を演出することを
ブツ撮りの世界では「スタイリング」といいます。
このようにスタイリングによって
ブランドの世界観がより一層伝わるように
撮影することが可能になります。
ただ取るのではなく、ブランドの世界観を伝えるブツ撮りを
ブツ撮り(商品撮影)をするうえで、
ディレクションに必要な基礎知識の2項目をまとめました。
ブツ撮りも予算の中で最大限に良い写真が撮れるよう
ディレクションする必要があります。
今回紹介したライティングやスタイリングは、
これらはトッププロの世界では、
ライティング専門の技術者、写真専門の技術者、スタイリング専門の技術者、
と細分化されて仕事があるほど、各要素はどれも重要な役割があります。
ブランドの良さを伝えるための
良いブツ撮りをするために、
これらの項目が必要だということを念頭に
ブツ撮りディレクションをしましょう。