- 2019/06/10
- 2023/06/07
- 企業ブランデイング
- 商品ブランディング
ブランディングのポイント 【オーバースペック編】
今日は、後発企業あるあるの話です。
つい大手に負けまいと
商品に多くの機能を付けてしまいがちです。
「弊社は低価格で
大手の機能にさらに3つの機能を追加しています!」
このような成果は
身を削った企業努力とも言えますが、
多くの機能を搭載することで
「オーバースペック」となってしまい、
商品の良さを霞ませてしまう原因になります。
沢山の機能が喜ばれるとは限らない
海外のナイトマーケットに言った時の話ですが、
ハイブランドの偽物のバッグや靴などを多く目にしました。
その中でも目がとまってしまったのが、
ルイヴィトンとドルチェ&ガッバーナとPRADAの
3種類のデザイン要素を盛り込んだバッグ。
どうでしょう、みなさん想像つきますか?
私もそのバッグの盛りだくさんな姿に、
「果たしてこれは何が目的の、誰のための商品なのだろう」と
首を傾げながら、しげしげと見てしまいました。
ルイヴィトン、ドルチェ&ガッバーナ、PRADA
それぞれの偽物のバッグであれば、
商品が作られる目的がわかりますが、
(もちろん購入してはいけませんよ!)
あの3種類のデザイン要素を借りてきた
ちぐはぐの商品は
果たして誰を喜ばすのだろう、と考えてしまいました。
お客様がほしい「ちょうど良い」
企業が薄利で苦しみながら
多くの機能を搭載するより、
お客様にとって「ちょうど良い」機能を捉え、
質を高めることこそが、長く続き企業の秘訣です。
ぜひ、企業都合のオーバースペックは見直して、
お客様に選ばれる質の良い商品で
長く愛される企業づくりをしましょう。