- 2019/06/10
- 2023/06/07
- 商品ブランディング
- 商品企画
ブランディングのポイント 【取扱説明書編】
みなさん自分が何か商品を買った時に
取扱説明書を読んでいますか?
しっかりと読みこんで記載されている順序を守る人、
1ページも開かずに、保証書としてとっておく人、
いろんな方がいますが、どんな人も
企業にとってはお客様です。
取扱説明書は本来、
お客さまの危険リスクを減らし
使用過程をスムーズで心地よいものにするものです。
ただ、商品によっては、
「このように使っては危ないですからね!」
「忠告はしましたからね!」
という企業側のリスクヘッジとして
使用されることが大半です。
「遠くに住む 母から手紙」のようであるべき
取扱説明書は、
一人暮らしの子供に送る「遠くに住む 母から手紙」のようであるべきだと考えます。
「遠くに住む 母から手紙」は
どのくらい真剣に読んでくれるかわからない、
それでも相手のことを思って
過保護にならないように気にしながらも
子供を思う気持ちが伝わるようにと
精一杯選んだ言葉が書き連ねてあります。
担当者が精一杯書いた取扱説明書も同じように、
お客さまにとっては
パッケージを開けて、商品を手に取った後、
読むか、読まないかすら分からない物なのです。
取扱説明書の書き方で 1番大切なこと
読むか、読まないかすら分からない取扱説明書ですが、
取扱説明書の書き方で一番大切なことは
相手の状態を思い浮かべて文章を構成することです。
相手が実際に使用しているシーンを思い浮かべ、
思いやりを持って、危険を知らせ、
わかりやすい図解や文章で作成することで、
ただのリスクヘッジとしてではなく、
いつ読まれても内容や、
この商品を開発するのにかけた想いが
きちんと伝わる取扱説明書に仕上げることができます。
ぜひ、実践してみてください。