名古屋市職員採用試験ポスターの制作
〜2024/05
- 採用ブランディング
- クライアント
- 愛知県名古屋市
- 業界
- 行政
- エリア
- 愛知県
- 内容
-
- ブランドコミュニケーション開発
ご依頼の背景・課題
多岐にわたる業務内容から「”市の職員”って何するのかよくわからない」という”採用の壁”があります。今回はその現状を打破すべく「実は自分に向いている(興味がある)仕事がある!ㅤ」という多様な仕事の存在を認知することを目的に定めたデザインを制作することにいたしました。
今回のポスター制作にあたって、名古屋市の採用業務担当職員の方々には、実に3回に渡ってヒアリングを実施させていただきました。
大きく分けると、名古屋市の仕事には3つの柱があり、
①2027年リニア新幹線の開通等に向けた「攻め」、
②名古屋城をはじめとする文化財を保全する「守り」、
③そしてそこに住む 住民の皆さんの生活を支える「営み」。ㅤ
このような名古屋市を育む仕事には「個性や特性など多様な人材が集まることが理想的である」という結論に至りました。
コンセプト・アウトプット
今回のポスター制作の目的は「採用試験の申込人数を増加させる事」です。
「ポスター」の役割は、
●不特定多数の人にアプローチすること
●正しい情報を伝えること
★何をおいても人々の興味・関心を集め「注目を集めること」
いわゆる採用ブランディングの導線設計では「最初のタッチポイント」となります。
【デザインに落とし込むための 情報の整理】
●職種の全体像を知ることができるの文字情報での一覧
●衣服の違いによる職種の違いをビジュアル化
●採用試験対象の18〜30歳の目に留まる
●縦割りではない組織をイメージするカラフルで右肩上がりな装飾
●なんとなく仕事をするではなく「未来を作る仕事」というコンセプトの提示
実際のポスターデザインでは、明るい未来を感じさせる黄色を貴重に、多様な人材をイメージさせるカラフルな色彩を、ビビットではなく少し落ち着いたブライトトーンで表現。ヘルメットと作業服を着た女性男性職員の姿や、スーツ姿の男性職員など、さまざまな職種の人物をイラストで表しました。
デザイン制作物を依頼する際は、ただ目立つだけでなく、「誰に・どんなアクションをしてもらうか」を定義することで初めて効果を表します。ポスター制作で、市の担当職員さんと打ち合わせを重ねるごとに「こんな人たちに応募してきてほしい!」「お話ししていて、これからのまちづくりには多様な人材が必要だと改めて再認識しました!」といっていただきながら、採用活動に対する人物像が明確にしながら制作を進めました。
このポスターを見た方にとって、
●「市の仕事」に沢山の種類がある 事実を知る事。
●自分にもできる・気になる職種を見つけられる事。
●多くの方の将来の選択肢に「市の職員」がランクインする事。というアクションにつながるポスターデザインをいたしました。