- 2020/05/07
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ブランディング 何からしたらいいの!? 3STEPチェック
オンライン化には今まで以上のブランディングが必要です。
1日1日とオンライン化が進んでいることを肌で感じていませんか?
普段の生活においても多くの商品やサービスなどのビジネスのオンライン化が進み、「こんなものまでオンラインで頼めるようになって便利だな」と思うことが多くなったと思います。
オンライン化が進むことは1ユーザーとしては歓迎すべきことだと思いますが、あなたのビジネスにとってはどんな効果や傾向が出ていますか?オンライン化の大きな時流の中で「たくさんの人に知ってもらうためにブランディングしましょう!」と言う言葉が巷に増えてきました。
しかしブランディングの目的というのは、ただカッコよく見せることではなく、あなたらしく続けられることでお客さんに喜ばれて、共に関係やビジネスを拡大・成長していくことです。
では今まで対面でお客様やファンを集めてきたビジネススタイルを変えるとき、ブランディングって結局何からしたらいいのでしょう?
- HPをカッコよくする?
- Instagramを始めてみる?
- かっこいい動画を撮ってみる?
- キャッチコピーを変更してみる?
- SNSでフォロワーをたくさん集める?
- あなたの見た目をファッションで素敵にする?
などなど…。
こんなにたくさんの項目があっては、どれも中途半端に手をつけてしまってはとても非効率ですよね。
そこで今日は、
簡単にわかりやすく3つのステップにまとめてお話しします。
STEP1. 差別化する
ここで少し「ブランディング」と「マーケティング」の話をします。
2つの違いを簡潔に説明すると、
マーケティングは市場から見てどう見られたいかを意識的(戦術的)に組み立てていくこと。
一方、ブランディングは、私は(私たちは)誰のために〇〇で〇〇したいと言う自主的な目的を明確にすることです。
(もっと詳しくブランディングとマーケティングの違いを知りたい場合はこちらの記事から)
つまり、新しく始めたいサービスや商品について、5W1Hでいうと「WHY(なぜ)」「WHO(誰に)」「WHAT(何を)」を明確にすることです。
このとき明確に言語化できるまで引き上げるのが大切です。
なんとなく「こういう感じ」ではなくきちんと文字に書きだすことでブランドとしての「らしさ」が定まり、結果競合との差別化することが可能になります。
STEP2. 認知活動
認知活動で注目するのは前の項で話した「マーケテイング」と「視覚的な表現方法」です。
ブランディングで「らしさ」という差別化ができたら、「WHO(誰に)」の生活パターンや趣味嗜好をマーケテイングします。その上で、「WHEN(いつ)」「WHERE(どこで)」「HOW(どうやって)」の3点をSNSやオンライン上で効果的に伝えるかが戦術を立てていきます。
このときにポイントなのがオンライン上での活動は、リアルな対面より直感的に認識してもらう必要があるということです。
なぜかというと、私たちが画面上で続きを読む読まないをジャッジしている時間は、わずか0.3秒と言われています。
そのため、認知活動を成功させるために視覚的なデザインの力が重要になってきます。例えばSNSにおいては投稿内容、文章では読みやすい文字列、画像では思わず次が見たくなる1枚。お客さんが、ここから先を知ることに価値がありそうだ、と直感的に期待させる見た目をデザインで作り上げることで認知活動の成功率が大きく変化します。
STEP3. 継続
差別化をして知ってもらうことで、期待してもらえる関係が築けたら商品やサービスを買ってもらうことができることはわかりましたね。
でもブランディングはここからが本番です!
ブランディングの重要な役割の1つは「リピート」してもらうことです。
なぜかというと、ビジネスを続けるために続けて新規のお客さんを獲得しようとしても、何も知らないお客さんに知ってもらうためには、また1から認知活動をしなければなりませんよね。リピートをしてもらえずに新規のお客さんばかりを集め続けるのは、大変だということは想像も容易いですよね。
ブランディングは進行形です。継続して応援される関係を続き続けることで、ビジネスが安定したり、リピートのお客さんから知り合いに良い口コミをしてくれたりと、自然とリソースが増えていく流れが生まれるのです。
これからの時代の 差別化と認知活動のタイミング
この記事を読んでいる方全員に言いたいことがあります。
差別化できたら今すぐ認知活動を始めてください。
なぜこの話をするかというと、今までの日本ではクオリティを大切にするあまり、仕上げてから発表するというスタイルがスタンダードになってきました。
「ちゃんとできたら知らせよう」
「今のクオリティで発信したら恥ずかしい」
もしあなたがこのように考えているなら、差別化できたら今すぐ認知活動を始めてください。
それは、完成してから買ってくれる人を探すのではなくて、興味がある人に完成するまで応援できる体験をしてもらうためです。
これは、無名のアイドルが大きなライブハウスで歌う姿が見たくて応援し続けるファン心理や、クラウドファンディングで商品が出来上がるまで楽しみにする支援者の心理です。
もし商品やサービスが完成してから認知活動を行おうとすると、その間、誰にも知られることなく無収入&一人ぼっちという状態です。これから求められるのは、体験自体の価値です。それは完成された商品やサービスでなく差別化ポイント自体を認知してもらうことで、お客さんが親心のように成長を見守り応援してくれることで生まれる体験です。これからはこの体験こそが価値のあるものになり得るのです。
まとめ
ブランディングはどんな順番で何から始めたらいいかおさらいします。
STEP1.差別化
HOW(どうやって)」「WHEN(いつ)」「WHERE(どこで)」を言語化する
STEP2.認知活動
「WHEN(いつ)」「WHERE(どこで)」「HOW(どうやって)」を視覚化する
STEP3.継続
自然とリソースが増えてるリピートをしてもらうこと
この3つのステップはどれかが欠けていると、掛け算のようにブランディングとして成立しなくなります。あなたはこの3つのステップのどこまでできていますか?もしくはどこかのステップが不十分だと感じますか?足りない部分を補い、効果的にたくさんの応援してくれる人にかもまれるブランディングを目指しましょう。
これからの時代はますますオンライン化が進み、人との繋がり方が大きく変化します。そんな変革期の中で、ブランディングをすることであなたの想いをたくさんのお客さんに届けていきましょう。