
ついつい頑張ってしまうあなたへ
頑張る人が、自分らしく、高いパフォーマンスを発揮できる社会を目指して、ついつい頑張りすぎてしまう女性や企業が、本来持っている価値を見出す、頑張りすぎない「自然体ブランディング」をお伝えして、今まで500名を超える女性の相談に乗ってきました。
以前は私もメーカーで10年間、会社員として商品企画を担当していました。どうしたらユーザーさんがもっと喜んでくれるだろうと考えるのが楽しくて、毎日遅くまで残業しながら、時には日付が変わる中でも企画を考えていました。次第に成果も出て、多くのヒット商品をリリースし、雑誌やTVの取材を受けたり、会社から表彰されるようになりました。この時本当に忙しかったけれど、本当に充実した日々を送っていました。
しかし、評価が高まるにつれ、責任感からもっと頑張らなくちゃ!と働けば働くほど、周囲からの心無いやっかみや、熱意のないメンバーに振り回させてしまい、体力的にも精神的に追い詰められてしまい、家に帰ると訳もなく涙が止まらないという日々が続きました。最終的には私を心配してくれる主人と相談して、仕事は大好きだったけれども、人間関係がうまく築けずに文字通り泣く泣く退社することになりました。
今考えると、この時の私は「他人の評価」で生きていたんだと思います。
この経験から学んだことが2つあります。
1つ目は、その人が気持ちよくパフォーマンスが高い状態で働くためのマインドや環境づくりが、何より大切だということ。
2つ目は、好きなことを続けていくために、他人の評価ではなく、自分が自分を評価する習慣が必要だということです。
キャリアも家庭も、そして1人の女性としても、常に生き方を発展させたいと心から思える女性が、これからの社会を支えていきます。
そのためには今の自分ができることではなく、未来のあなたがしたいことに焦点を当てて考える「逆算思考」を身につけることが必須です。何かを成すためには何かを諦めなくてはいけないと言われますが、それは未来に向けての「優先順位」をつけることです。たくさんのことを望むのは欲ばりではありません。あなたが望む100%の未来にじっくりと向き合う時間を持ちませんか?
私の周りにも、もっと頑張らなきゃとつい自分を責めてしまったり、本当は挑戦してみたいことがあっても怖くて一歩が踏み出せない人がたくさんいます。
でも大丈夫です。
私たちは望んだ未来に向けてに変わることができます。
頑張るあなたが、あなたらしく、毎日を高いパフォーマンスを発揮していける「自然体のまま望んだ未来に進める逆算思考」を身につけましょう。
大後ひろ子