C-OILING合同会社
  • 2019/06/11
  • 2023/06/07
  • 商品ブランディング
  • 商品企画

ブランディングのポイント 【サンプル作成 デザイン編】

自社ブランド製品を作る際に
いきなり本生産に入るのではなく

サンプル作成を重ね、
ペルソナのための商品としてOKと思たら
本生産に入る、という流れが一般的です。

今回はそんなサンプル作成時の
デザインチェックにおいて
押さえておきたいポイントをお話しします。

スケール感

大型商品の場合、
何度も大きなサンプルを作れないため

1/2スケールや、1/16スケールといった
縮小サイズでサンプル作成をすることがあります。

その時に、スケール感を
頭の中で1/1スケールに変換する想像力が重要です。

このスケールの変換ができないと、
いざ1/1スケールでサンプル作成した時に
思っていたのと違う、という自体が起きかねません。

日頃から立体物のスケール感を意識して
デザインをチェックすることが重要です。

質感

生地の種類、
印刷色の定着具合、
金属の質感など、

サンプル作成の時点では
実際の素材が使えず、
質感を表現できない場合があります。

その際に
それぞれの素材の持っている
様々な質感の違いを

空気感、触り心地、温度などの面から考慮して
デザインのチェックをしましょう。

重量感

最近では工業系のモックサンプル作成に、
3Dプリンタを使うことが多いと思います。

早くて安く仕上がるのでとても重宝されますが、

樹脂で作られたモックサンプルが
どうしても安っぽく見えてしまい、

実際にデザインの良し悪しが
うまく判断できなくなってしまうことがあります。

デザイン自体を判断するために、
実際の生産時に使用する

素材の重量感を想像しながら
または手元に置いて
デザインチェックをすることをオススメします。

観察しながら物を見る 習慣をつけよう

サンプル作成の段階では
本製品に近いものが作れない場合が多々あります。

その時は
「スケール感」x「質感」x「重量感」の
リアリティを意識して
デザインをチェックしていきましょう。

また、
「スケール感」x「質感」x「重量感」を想像できるよう
日ごろからよく商品を観察して
想像力を養う習慣をつけておきましょう。