- 2024/05/31
- 2024/05/31
- 自治体
青森県 藤崎町様より感謝状をいただきました
感謝状をいただいた背景と課題
2023年9月よりご支援させていただいていている青森県藤崎町が実施する町内外の高校生等を対象とした地域事業づくり推進講座『FRAT』の集客・PRアドバイスについて、早期申込者を2倍にしたことから感謝状をいただきました。
青森県藤崎町 放課後まちづくりクラブ 『FRAT』
上記事業の『FRAT』は「津軽地域の未来を作るイノベーティブな人材開発」という意義ある事業なのですが、役場職員の皆様だけではなかなか学生への認知度が上がらず、学生動員に課題をいらっしゃいました。
課題の抽出と7ヶ月間の実施プロジェクト
今回の7ヶ月のプロジェクトでは、市町村からの発信するSNSなどの情報を学生が積極的に取るよう促すことは現実的に不可能なことと、プロジェク後も町内職員の皆様で認知活動、集客活動を回していけるような戦略を実施しました。 ㅤ
- アナログな掲示物によるファーストタッチポイントによって、認知の母数を増やす。
- QRコードから見られる短い動画を通じて興味を促進する。
- プレイベントを行い、テストマーケティングを実施する。
上記の戦略から具体的に施策として行ったものがこちらです。
- 情報収集
- コンセプト策定
- キャッチコピーの策定
- タッチポイントの策定
- 口コミ経路の策定
- 前年度の先輩高校生の父兄へのアンケート実施
- 掲載トピックの整理
- 学生がよく使用する公共機関でのアナログ掲示物
- チラシや広報などのアナログ施策
- 先輩経験者の体験談を動画化
- テストマーケティングの実施(文章最後にURL掲載) 効果検証
テストマーケティングの実施
「FRAT」は高校生が半年間と長期間の学習プログラムのため、参加の決断をするのにはイメージがつかないのでは?という仮説から、本番の半年のプログラムで行う雰囲気を味わえるプレイベントをテストマーケティングとして実施。プレイベント来場した高校生からは「親に勧められてこのイベントを知りました」という学生も多くみられました。
▶︎テストマーケティングとして行ったプレイベントの様子
明日を考える 対話型未来ワークショップ 高校生未来会議
効果的なイベントへの誘導導線
また、今までは参加者募集のチラシ・ポスターを学校内の掲示物や進路指導の教員からの手渡しを実施してきたということでした。しかし今回は参加対象者が高校生という性質から、教育意欲のある父兄からの「こんなイベントあるみたいだけど、行ってみたら?」という声かけがかかる導線を設計するように、町から全町民に発行されている広報物に目を引く差し込みチラシを実施しました。
アナログ施策で、職員内で認知活動を回せる仕組みづくり
今回の支援プロジェクト期間が終わっても認知活動が継続的に続けられるよう、活動の様子を町役場職員内で町内外に認知できるよう”アナロ”での認知手段を確立いたしました。事業活動の様子が年間通じてより多くの学生に認知されるようテンプレートを作成。「FRAT新聞」として、学生が利用する駅構内や商業施設内などに掲示することで、日常的で継続的なタッチポイントを確立しました。
早期申込者を2倍の成果 とこれから
これらの認知活動を確実に実施することで、今回のプロジェクトでは早期申込者を2倍にすることができました。
また、認知活動・集客活動が一度行っておしまいではありません。プロジェクト内の施策を通して『思いが”正しく伝わる”導線設計』のロジックを習得していただきましたので、今度も藤崎町のさまざまな事業が住民の皆様にしっかりと周知され、地域にシナジーが生まれることをと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。
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【シナジーを起こすブランディング】
C-OILING合同会社 (シーオイリング合同会社)
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累計1,200点の商品開発した実績をもとに、一貫したブランディングとクリエイティブを提供し、技術と想いのある企業と、社員・顧客の間にシナジー(相乗効果)を生み出す。
岩手県・静岡県・青森県などの自治体ブランディングも手がける。
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